期待してるよ の 本当の意味

「他人に期待しない方が良い」というのを最近よく聞く。

期待するから、期待通りの結果が得られなくて
がっかりしたり、怒っちゃったり、
勝手に裏切られた気分になって、傷ついちゃう。

私は、期待されるのも苦手だった。

大学の教授にレポートを出す時
仕事で結果を求められている時…

「期待してるよ」って言われる度に

相手の期待に応えたい気持ちと
私は期待される程の人間ではない という気持ちと
失敗したら、もう2度と求めてもらえないかもという気持ちで

プレッシャーと自己肯定感の低さと
失敗したら期待してもらえなくなるという不安を一気に感じる
この言葉が嫌いだった。

この言葉をよく掛けてくれたカリスマ上司が側にいなくなり
自分の決めたことが正しいのか、間違っているのか悩んだ時に
誰にも相談できなくなって
初めて気がついた。

「期待しているよ」は
貴方が今何をして、何をしようとしているかを理解して、
貴方ならできると、信じてくれていて
何かあったら、相談しに来て良い という意味だったということに。

この言葉を掛けられたときに、目を向けるべきなのは、
自分の内側の負の感情じゃない。
結果を案ずることでもない。

大丈夫だと応援してくれるその人を信じて、前に進めば良いだけだ。

だから私は、自分にも、他人にも、期待する人でありたい。
自分自身や身近な人を、理解して、信頼して、守れるようなそんな人間になりたい。