きっかけ① 外出自粛の末路
土日休みの残業が少ない世間的に言う”ホワイト企業”に勤めている。
コロで外出自粛するようになってから、行動範囲は
勤務地から自宅の往復(35分)が殆どになった。
家にいる時間が圧倒的に増え始めたコロナ1年目、
取りたい資格の勉強と好きになったばかりのアイドルの動画を見漁る
というオタ活に勤しみ、それなりに充実していた。
問題は2年目だった。
無事資格を取り終わり、
オタ活もここ数年のネット上の動画もコンサートDVDも全部見尽くして
いよいよやることが無くなった。
暇になると、1日に何度もインスタを開いては閉じてを無意識に繰り返していた。
次第にキラキラと楽しそうに外出している投稿が目に留まるようになった。
最初は「これが価値観と財力の違いか」ぐらいの気持ちで見ていた投稿も
段々、ぼーっと見ているだけの自分の生活と比べるようになった。
楽しそうだな。
羨ましいな。
私も外出すればいいだけだ!
やっぱりコロナに感染した時の事を考えると無理だ。
結局は自分の意思で自粛を選んでるだけなのに、意気地なしだし
その上、人の生活を妬むなんて私はとんだ性悪女だな。
こんな考えを頭の中で何度も循環させて、何も悪いことをしてないのに、
ただの羨ましい気持ちから、勝手に自己否定までするようになった。
そして、こんな気持ちから逃げるように、友達と繋がっていたインスタの
アカウントを開かなくなった。